比較2026-03-27 · 約9分

トレードジャーナルアプリおすすめ比較2026|無料で使える記録ツール5選

「トレードを記録したいけど、何を使えばいいかわからない」——そういう声をよく聞く。

選択肢はいくつかある。専用アプリ、エクセル、TradingView、外部サービス、手書きノート。それぞれに長所と短所があり、どれが「最高」かは使い方と目的によって違う。

この記事では、記録を続けられるか分析に使えるかの2軸を中心に、実用的な観点から5つのツールを比較する。


比較の前に:トレード記録ツールに何が必要か

ツールを選ぶ前に、目的を明確にしておきたい。トレード記録ツールに求められる機能は大きく3つある。

  1. 記録のしやすさ——続けられなければ意味がない
  2. 分析のしやすさ——集計・グラフ化が自動でできるか
  3. 改善につながるか——単なる損益記録ではなく、感情・時間帯・ルール遵守も記録できるか

「損益だけ記録する」なら何でもいい。しかし「勝率を上げる」「負けパターンを特定する」という目的なら、ツール選びが重要になる。


1. TradeJournal(AI分析・ルール違反検知)

特徴

FX・株・仮想通貨トレーダー向けに設計された日本語対応の専用トレードジャーナル。損益だけでなく、感情状態・セッション・ルール遵守を記録でき、ダッシュボードで自動集計される。

最大の特徴は2つだ。

  • ルール違反の自動検知——自分で設定したエントリールール・損切りルールに違反したトレードを自動でフラグ立てしてくれる。「ルールを守ったつもりだったのに守れていなかった」という事実が可視化される
  • AI週次レビュー——1週間のトレードをAIが自動分析し、「今週最も損失に貢献したパターン」と「改善すべき優先事項」を文章で提示してくれる

料金

月30件まで無料。クレジットカード不要で始められる。

向いている人

  • 「なぜ負けているか」をデータで分析したい人
  • ルール違反が多く、それを減らしたい人
  • 週次の振り返りを習慣にしたい人
  • 日本語で使いたい人

向いていない人

  • チャート分析を記録ツールと一緒に行いたい人(チャート機能はない)
  • MT4/MT5からの自動インポートを期待している人
一言でいうと:「記録 → 分析 → 改善」のサイクルを最短で回せるツール

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2. エクセル・スプレッドシート(完全無料・高いカスタマイズ性)

特徴

Google スプレッドシートやMicrosoft Excelは、完全無料で使えるトレード記録ツールの定番だ。自分でカスタマイズできる自由度が高く、記録項目を好きに設定できる。

テンプレートもネット上に多数公開されており、すぐに始められる。シンプルな損益管理なら十分使える。

メリット

  • 完全無料
  • すでに使い慣れている人が多い
  • 自分好みにカスタマイズできる
  • データのエクスポートが自由

デメリット

  • 感情別・時間帯別の集計グラフを作るには相応のExcelスキルが必要
  • 入力が面倒で続かない人が多い
  • ルール違反の自動検知やAI分析は自分で作らない限り不可能
  • モバイルからの入力が不便
一言でいうと:始めやすいが、分析しようとすると急に手間がかかる

3. TradingView(チャートと連携した記録)

特徴

TradingViewはチャート分析プラットフォームとして世界最大規模のユーザーを持つ。チャート上にトレードのエントリー・エグジットを記録する「ペーパートレード」機能と、実際のトレードを記録する機能がある。

チャート上で記録できるため、「どの価格帯で何を考えてエントリーしたか」がビジュアルで確認できる。これはチャート分析派のトレーダーにとって大きな利点だ。

メリット

  • チャートとトレード記録を同一画面で確認できる
  • 多くのトレーダーがすでに使っているツール
  • チャート上でエントリー根拠を視覚的に残せる

デメリット

  • 感情状態・ルール遵守といったメタデータの記録機能は弱い
  • 感情別・時間帯別の自動集計はない
  • 日本語UIはあるが、トレード記録機能は英語中心
  • 本格的な記録分析機能はProプラン以上が必要
一言でいうと:チャート分析には最高だが、行動・感情の記録分析ツールとしては物足りない

4. Myfxbook(MT4/MT5連携の自動記録)

特徴

MyfxbookはMT4/MT5と連携してトレード履歴を自動インポートできるサービスだ。手入力不要で記録が蓄積されるため、自動化のメリットは大きい。勝率・ドローダウン・期待値などの統計を自動で計算してくれる。

メリット

  • MT4/MT5から自動インポートで手入力不要
  • 豊富な統計・グラフ機能
  • 他のトレーダーとの成績共有機能(SNS的な使い方も可能)

デメリット

  • 日本語非対応——UI全体が英語。初心者には使いにくい
  • MT4/MT5ユーザー向けで、国内FX業者や仮想通貨取引所には非対応が多い
  • 感情状態の記録機能はない
  • ルール違反の自動検知はない
一言でいうと:MT4ユーザーで英語に抵抗がなければ強力。ただし日本語対応がネック

5. 手書きノート(アナログの振り返り)

特徴

A5サイズのノートにトレードを書き残すアナログ方式。シンプルで道具を選ばず、書くという行為自体が思考の整理になる。

著名なトレーダーが手書きノートを推奨するケースも多い。「書く行為が記憶を定着させる」「デジタルより真剣に向き合える」という声もある。

メリット

  • ツール代ゼロ、インターネット不要
  • 書くことで思考が整理される
  • フォーマットの制約がなく自由に書ける
  • バッテリー切れやアプリの不具合がない

デメリット

  • データ集計・分析が不可能——「感情別の勝率」「時間帯別の傾向」を計算するには、手書きをデジタルに転記する必要がある
  • 検索ができない
  • トレード数が増えると管理が大変
  • 紛失・劣化リスクがある
一言でいうと:思考の整理には優れているが、統計的な分析はできない

5ツールの比較まとめ

主要な観点で5ツールを比較すると、以下のようになる。

ツール日本語対応感情記録自動集計AI分析無料
TradeJournal月30件無料
エクセル手動要スキル×完全無料
TradingView一部×限定的×無料プランあり
Myfxbook×××無料
手書きノート手動××完全無料

どのツールを選ぶべきか

「勝率を数値で改善したい」なら専用ツール

時間帯別の勝率・感情別の成績・ルール遵守率を分析したいなら、専用のトレードジャーナルアプリが最も効率的だ。これらの集計をエクセルで手作業するのは相当な手間がかかる。

「とにかく無料で始めたい」なら エクセルまたはTradeJournal

エクセルは完全無料で始められる。ただし分析機能は自分で作る必要がある。TradeJournalは月30件まで無料で、分析機能がすぐに使える。始めやすさで言えばTradeJournalの方が敷居が低い。

「チャートと一緒に使いたい」ならTradingView

チャート上でエントリー根拠を視覚的に残したい場合はTradingViewが優れている。ただし行動・感情の記録分析には向かないため、TradingViewと別のジャーナルを併用するトレーダーも多い。

「MT4ユーザーで英語に抵抗がない」ならMyfxbook

MT4/MT5からの自動インポートは手間を大幅に削減できる。英語UIに慣れていて、MT4を使っているなら検討する価値がある。

「まず書く習慣をつけたい」なら手書きノート

分析は二の次で、まず記録する習慣を作ることを優先するなら手書きも悪くない。慣れてきたらデジタルに移行するというステップも自然だ。


まとめ

5つのツールを比較してきた。重要なのは「どのツールが最高か」ではなく「自分の目的に合っているか」だ。

もし「勝率を上げるためにデータで分析したい」という目的があるなら、感情・時間帯・ルール遵守を自動集計できるツールを選ぶべきだ。これがないと、記録は日記になってしまい、改善につながらない。

どのツールを使うにしても、最も重要なのは「続けること」だ。完璧なツールを探して始められないよりも、今日から記録を始める方が圧倒的に価値がある。

※ 記事内の数値例は説明用に作成されたものであり、実際の投資成果を示すものではありません。本サービスは投資助言を行うものではなく、投資判断はご自身の責任で行ってください。

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